元日本テレビの丸岡いずみキャスターがロシアで代理出産をしてこどもを得ていたことが分かりました。
映画コメンテーターの有村昆(41)、元日本テレビキャスターの丸岡いずみ(46)夫妻に今月3日、代理母出産で3400グラムの男児が誕生した。23日発売の「婦人公論」で明かし、自身のブログでも報告したものです。
同誌によると、丸岡は12年に結婚後、妊娠初期に2度の流産を経験。その後も不妊治療を続け、2016年冬にはロシアの代理母へ依頼し凍結保存した受精卵を提供していた。丸岡は「今の日本社会には、代理母出産についてさまざまな意見があると思いますし。でも、批判を受け止めたうえで、できる仕事をコツコツとやっていければと考えています」などと吐露しています。
代理母出産にかかる費用は国によって異なり、日本の仲介サイトなどによれば、米国で約1000万~2500万円、ロシアやウクライナなどで約500万~1000万円とされる。期間は仲介業者との面談や代理母探しなど準備期間から出産まで1年以上を要するとされます。
代理母には、サロゲートマザーとホストマザーがありますが、報道によると丸岡キャスターの受精卵を使用していたように受け止められます。これは
あくまでも夫の精子と妻の卵子を体外受精させ、受精卵を代理母の子宮に移植し代理母が出産するものです。遺伝的な父母はいずれも丸岡キャスターらになるものと考えられます。日本の法律では妊娠と分娩はロシア人女性がしていることに照らして、ロシア人女性が母親ということになります。しかし遺伝的には、丸岡キャスターが母親であることに変わりはありません。その意味でホストマザーは「借り腹」といわれます。
代理母出産と言えば、かつて話題になったタレントの向井亜紀と格闘家の高田延彦夫妻の事例が日本では有名だ。高田と結婚後、2000年に妊娠判明と同時に子宮頸がんが発見された向井は、妊娠継続を諦め子宮を全摘出。その後「高田の優秀な遺伝子を残したい」との思いでアメリカに渡米し2003年に米国人の代理母から双子の男児を授かっている。2004年1月15日、都内ホテルにて代理母出産による双子誕生の報告会見を夫妻揃って行っており、この時点で2人の子供は米国国籍を持ちパスポートを取得して日本入りしている。
この点、最高裁判所平成19年3月3日があり、親子法制ルールとしては、代理懐胎も対象にして、分娩者イコール母ルールが認められることを明らかにして、アメリカ州法の承認執行を拒否したという経過があります。平成19年において早期の法整備の促しがあったにもかかわらず、結論において平成30年まで11年放置されたことになります。
しかし、原則はなんでもかんでも禁止という方向性のため、ルール化がなされず放置されたとみることもできます。本件においては、平成19年の最高裁決定を前提としても、養子、特別養子を利用することができるものと考えられます。