シュシュとのパリ

某月某日、僕はシュシュとディズニーランドに行った。シュシュはタームが終わったら旅行として、ディズニーランドにいくらしいので下見が目的。

なかなか行く機会がなくて、USJのヘンザップサマーの方が早くなってしまいました。

また、昨年は、デンマークのレゴランドをチボリ公園で済ませたため、しばしシュシュくんの怒りを買う僕。リスボンから帰ってきてズボンが一本なくなっていることに気付き、シュシュにも探させる。何度も。インターコンチネンタルリスボンに電話をしようかと思うが、いろいろあり親切ではなかったので仕方なくあきらめる。「神様がそういう運命って決めっちゃったんだよ。」と諭され、僕は少し噴き出してシュシュの顔を見た。

パリにいる間、ママはどこぞに遊びに行ってしまったシュシュくん。どこの国でもママ友事情があるようで、シュシュと小学校が一緒だった子の母親からラインで、みんなで勉強した後、息抜きでゲームをしましょうと送ってきた。シュシュに聞くと、「勉強は独りでやらないといけないし、遊んでいたら落第してしまうから断っておいて」と、損な役回りは自分に廻って来る。「フランス語、話せないし・・・」「彼女は英語を話せるよ」と押し切られて、結局、自分は誰だ、というところから説明し納得してもらう。

シュシュからすれば学校が終わったらディズニーに行くという約束をしているようだから、シューティングゲームなんてどうでも良かったかもしれない。

ディズニーランドへは、国鉄で1時間程度。雨が降っているのに、傘を国鉄に忘れてしまう我々。ところが突然晴れて、廻ることができました。ママによると中学校の卒業記念は友人たちとユーロディズニーに来ることらしい。ディズニーにはスタジオとディズニーランドがあるのだけれども、シンデレラ城の形が違うなーと思っていました。

シャンゼリゼでデモ行進をしていた。地下鉄では表示をされていたけれど、黄色いベスト運動ではないようだった。シュシュに話しを聴いてもらうと、地方のミルクを安く売らせろというデモ行進なのだという。「あなた、これいくらすると思う?」「2ユーロくらいかな」と答えるが、彼らは1ユーロ以下で売れるのに大企業が邪魔をしているのだという。

「あなたもこちらの立場なら、きっとデモ行進をするわ」ということ。迷惑をかけてなんぼという発想がフランスにはあるようです。

その後、ノートルダム大聖堂に行きました。タクシーではシテ島に入れないとのことでした。そこでセーヌ川をフェリーで近づいてノートルダム大聖堂をみて、その後地下鉄で近くまで行きました。

本当に悲劇的なことで、毎年、ここで祈りと精神の静謐を1年間分、シュシュとお祈りしていたのに、今年はできず、本当に残念です。ただ、外観は大きく壊れておらず、プレイングスペースだけは早くテンポラリー・オープンして欲しいな、という希望がありました。この件についてパリ市民の反応は一様に気が重そうにしています。そういうことを乗り越えて、パリ市民も団結できるように希望したいと思います。

 

 

 

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