離婚を考えるにあたっての思考力の疲れと弁護士

脳は身体全体の50分の1の重さですが、エネルギーとしては、身体の5分の1を使ってしまいます。 この中で、意志を必要とする仕事とそうでない仕事があります。 しかし、離婚をお考えになり、別居などに至った場合、意志を必要とする事柄を次々と決めていかなければなりません。 そして名義変更など意志のいらない仕事も加えて対処する必要があります。こうした意志の力の疲労はすぐには回復せず、離婚で意志の力を使えば仕事でつかえる意志の力は、燃料を補給しない限り少なくなってしまうといわれています。 ある国の裁判官の保釈の判断について調べた調査によると、ある国では裁判官は1分につき6分で決定をして言い渡す必要があります。 そうすると、開始早々、つまり朝は、保釈率が高いのに対して、夜に向かうについて保釈率が下がり最後はゼロになるという統計があります。 おそらく繰り返し決定を行うことで疲れてきて、現状維持、つまり保釈を認めないという判断に近づくと指摘されています。 離婚について方針を決めるときも、意志の力が最もみなぎっているときに行う必要があります。 しかし、意志にとっては気が散る、誘惑に負ける、感情を押えられない、攻撃したくなる、衝動を抑えられない、恐怖があるといった面もあります。 こうしたところから、家族の問題は通常の貸金返還請求などとは違い精神的負担がかかります。そこで、精神的疲労を緩和するために弁護士に手続を代理してもらい、目的・目標などの意志のいる仕事についても代行してもらうことにより、限られた精神的な資源を有効に使うことができるようになります。弁護士に任せることにより、いったん法的紛争からはなれ日常生活に戻ることができるということと、その弁護士の経験を活用して、意志の疲れ、つまり精神的な疲れを和らげることができます。

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