甥っ子に贈る言葉―Hate and contempt

名古屋の離婚弁護士のコラムです。 Hate speechなんて言葉も、聴く今日この頃。 青人よ。学校でオリジンから差別されたとしよう。その相手は、自分よりも上位にあると信じていると思うよ。 差別といってもね、自分より明らかに下位にある者を本気で憎むことって人間しないんだ。 シュシュは、ベルギー人だけど常にオリジンを問われる。 そして、憎悪というのは、主に感情が理性を上回るときに起こる現象なんだよ。 他方、軽蔑というのは、理性に支配されているときのものなんだけど、相手に軽蔑していることを悟られないようにする態度をとるときは、感情的憎悪が混じっていることが多いね。だから屑とかいって応酬するのは止めよう。 単に軽蔑しているだけであれば、その相手に対してはかえって寛容な態度をとるものなんだよ。 シュシュがいろいろちょっかいを出されているのなら、シュシュが上位にあると思われているってことだね。 それはある種の嫉妬かもしれないし、シュシュの経験、感性、人間性に対する尊敬がもとになっているかもしれないね。 それは誇りに思っていいことじゃないかな。

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