先般、養育費調停で、東京家庭裁判所に行ってきました。 現在はテレビ会議システムの試行が始まり、東京では定着しつつあるようですが、名古屋ではまだまだという感じでしょうか。 母子家庭サイドから,父親に養育費の負担を求める調停を提起したところ,東京家庭裁判所に移送されてしまいました。 この点は,以前にも書いたと思いますが,このような決定がまかり通れば母子家庭側の養育費の請求を困難にさせるもので,運用を改めて欲しいものです。特に養育費審判は子の所在地に管轄があるにもかかわらず、東京家庭裁判所に移送されてしまったのは、残念で抗告審でもこういった点を徹底的に主張しましたが,残念ながらテレビ会議システムの存在が大きいようです。 さて、東京家庭裁判所ですが,いわゆる東京地方裁判所とは建物自体が違いました。そして、受付もせず待合室で待っていて調停委員が呼び出しにくるというスタイルで、名古屋と比較して合理化されているという印象でした。 そして,調停委員も,心なしか名古屋と比べてバイタリティ?あるいは個性?が強いような組み合わせのようだな,と感じました。 もっとも,想いはやはりテレビ会議では伝わりません。次回も東京に出張することになりました。