ゴッホと後期印象派

 私は、印象派、とりわけ後期印象派の絵画が大好きで、これまでも印象派の美術館に甥っ子を連れまわしていました。

 そもそも、日本人にはなぜゴッホが好きな人が多いのか。なぜそこまで後期印象派に心を惹かれるのだろうか。

 それは浮世絵を含む日本美術が、印象派の画家に影響を与え現代アートの源流になったからです。パリにあこがれたゴッホ、しかし失意のうちにアルルへ。そして亡くなります。彼の人生は孤独と闘い苦労の絶えない人生かもしれない。しかし、結果的にゴッホの作品は、オルセー美術館で多くのパリジャン、そして日本人に国境を越えて愛されている。

 私は星月夜、とりわけ、ローヌ川の星月夜が大好きです。パリをはなれアルルでの新天地での期待と不安の調和、そしてなによりも風景が美しく、そんなローヌ川をみに甥っ子とアルルまでいったこともありました。

 ニューヨークのMOMAにも星月夜があります。MOMAは、モダンアートと現代アートの架橋の美術史を提示する美術館です。そうした絵を描いているゴッホに出会えたら。アルルの街を思い出すと、そんな想いが募ります。

 

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